2006年5月のある朝「そうだ、今日これから幕張のコストコに行ってみよう!」と急に思い立ちます。
わたしの中で「コストコホールセール=自家用車での来店」みたいなイメージが、ずーっとありました。
1999年、日本初のコストコホールセールが福岡で開店。2000年に国内2店舗目となる千葉・幕張でコストコがオープンすると知った時も、「ホールセールって卸し売りってイミだから商品はすべて1ダースとか、1ケースとか箱単位の販売なのだろう。車がないわたしにはムリだ」と勝手に決めつけていました。
今ほど雑誌・テレビで特集されることもなく、ユーチューブやSNSも全く使いこなせていなかったため、コストコという会員制スーパーがどういう所なのか謎のベールに包まれ、ずっと気になって仕方ありません。
幕張倉庫店オープンから6年後、ついに決心。(当時のコストコ最寄り駅)JR京葉線 海浜幕張駅を目指しました。
乗り換え駅を間違えながら、やっとの思いで幕張倉庫店に到着。2時間くらいかかりました。入口で立ってるスタッフさんに会員登録をしたい旨伝えると、出口の奥にあるメンバーシップカウンターという場所で手続きが出来る事を教えていただきました。出口のスタッフさんにも声をかけ、逆走するかたちで中に入りました。
副業で使用してる屋号入り名刺を渡し、ビジネスメンバーとして入会することになりました。申込書を記入、顔写真を撮影して年会費を支払います。完成したカードを受け取り終了です。
出口を抜け、改めて入口に戻って会員証を提示して店内へ入ろうとすると、スタッフさんに「カートを取ってから入って下さい」とアドバイスを頂きました。てっきり日本のスーパーのように、店内のあちこちに買い物カゴがあるものと思い込んでいたため、カゴ無し・即入れタイプの巨大なカートしかない事に少し戸惑いながらも、コストコ特有のエントランスのあの香り、買い物カートを押しながら、あちこち見ている内にテンション上がりまくりました。
入会日だというのに、ブラザー社の複合機(ファックス・カラーコピー・スキャナ機能のついたプリンター)、バウンティ12個入りペーパータオルをカートに乗せていました。
試食コーナーの多さにも感激しました。肉の試食などは実演販売かと見間違うほどの賑わいだし、ケーキやパンの試食はサイズが大きくて食べ応えがあります。
すべての商品が大型というわけでもなく(お得パックではあるけれど)手荷物で持ち帰れそうな商品もたくさんあることがわかりました。
会計コーナーは外国みたいなベルトコンベアー方式。自分でカートから商品を取り出して台に乗せる。前方の会計と自分の商品が混在しないよう、境界線に仕切り棒を置くのもコストコで初めて知りました。
支払いのあと、配送カウンターにて宅配手続きをしました(宅配の受付、現在ありません)。
カートの中にある商品とレシートを照合させたり「一緒に送れないので2個口になります」などと説明を受けて、伝票記入や送料を支払いました。その当時はコストコのスタッフさんが梱包から発送までして頂くシステムでした。
出口の手前でカートとレシートのチェックがあるのもコストコならでは。その理由はレジの打ち間違い、カートの取り違えを防ぐため等があるそうです。フードコートを利用する場合やトイレ休憩などで、精算済みカートから離れる事があります。見慣れた商品のカートが並んでいると、うっかり取り間違えてしまう可能性もあります。カートから離れる時、レシートを手元で保管しておけばカートを見失って捜索する際、何を買ったのか証明できて安心です。
わたしの場合、配送のため一部を引き渡していましたが、レシートに書き添えてくれていたので、問題なく通過できました。
買い物のあと立ち寄ったフードコートで憧れのホットドッグとご対面。ドリンク付なのに安い、そして美味しい!
最後のさいごまで、思う存分楽しめました。
数日後、日通ペリカン便で自宅に届いた荷物はパッキングの上から更にラップでぐるぐる巻き状態でした。ストレッチフィルム(梱包ラップ)を知らず、業務用の長ーい食品ラップでも使っているのかと思ってました。
2007年の新店舗オープンを機に、現在は川崎倉庫店に通ってます。