コストコホールセール川崎倉庫店補聴器センター
HEARING AID CENTER
補聴器を実際に見て触って、試聴体験をしてきました。
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はじめに
コストコの補聴器に興味がある方や購入を検討されてる方に向けて、試聴までの流れをご紹介します。
スタッフさん不在の時間もあるため予約制になってます。
コストコ営業中は、いつでもショーケース越しに製品を見ることは可能です。
試聴体験までのいきさつ
きっかけは2023年1月4日付のメールマガジンです。件名が「マスク進呈キャンペーンのご案内」というメルマガの、本文を開いたら補聴器センターからのインフォメーションで1月15日までに試聴体験するとマスクを頂けるとの内容でした。
メルマガでは「聴力の低下は30代から始まっていると言われています。ぜひこの機会に試聴体験を!」とミドル世代への呼びかけが印象的でした。たしかに購入前に体験できるなんてめったに出来ないと共感しつつも、図々しく「試させて欲しい」なんてお願いするのは失礼な話であり、数日間迷いました。
さんざん悩んだ挙句、「この機会を逃したら後悔するのではないか?」という気持ちがこみあげてきて、思い切って予約を取らせて頂いた次第です。
書類記入~検査室へ
書類記入
予約時刻に補聴器センターで名前を告げ、中へ案内していただきました。ペンとバインダーを受け取り書類を記入します。補聴器に求める優先順位(見た目・操作性など)や聴力に関する項目がありました。幼少期に慢性中耳炎で通院していたため、将来の聴力を心配させる時期もあったみたいですが、この20年くらい聴力検査は受けてません。フツーに生活してるので、いちおう聞こえているはずです。
すべての記入が終わり、検査室へ移動します。
検査室へ移動
コストコ公式ホームページによりますと、補聴器センターには独自の専門トレーニングを終了したスタッフさんや、公益財団法人テクノエイド協会さんの認定補聴器技能スタッフさんが在籍されているそうです。
ずっと前、聴力検査は公衆電話ボックス型のスペースで小さな丸いイスに座って受けた記憶があり、今回もそういうイメージで臨みましたが、3畳くらいのゆったりした防音室が完備されてました。スタッフさんも中で機器操作するため、一緒に入ります。
検査方法
背あて付きのオフィスチェアに座り、リラックスして検査が始まりました。
気導検査
イヤホンを使い、耳の穴を通して普段の音の聞こえ方調べる検査。音が聞こえたらボタンを押す。周波数を変えながら左右それぞれの耳を測定。
骨導検査
黒くて丸い端子のようなものを耳の裏からあて、音を感じたらボタンを押す。骨に音を伝えて聞こえ方を調べる検査。
語音聴力検査
イヤホンを使って言葉を聞き取り、口頭で回答する。日常会話で使われる「そら」「くも」「ほし」レベルの短い単語を、耳で聞こえたままをその通り復唱する検査。
以上で聴力検査(測定)は終了、40~50分経過してました。ゆっくり丁寧に測定して頂けました。
測定結果
オージオグラム
オージオグラムという折れ線グラフのような聴力図を作成していただきました。医療機関ではないので図表を印刷して持ち帰ることはできません。
健康な耳の平均聴力レベルをゼロとした場合を基準に、軽度難聴・中度難聴・高度難聴とおおよその目安があり、私の測定結果は、右耳が20-30デジベル、左耳が20-40デジベルという結果になりました。軽度難聴のボーダーラインだそうで、たとえば小さい声や秒針の音、小鳥のさえずり、騒がしい場所の会話が聞こえにくいレベルのようです。
わたし自身を振り返ってみますと、腕時計の電池が切れて動かなくなったのを機に、スマートウォッチを使い始めたのでした。念のため電池交換して秒針音がコチコチ聞こえるか確認してみるつもりです。
自覚がなくても「テレビの音がうるさい」と家族に指摘され始めているなら補聴器を検討するタイミングのようです。聴力の老化現象「加齢性難聴」は少しずつ進行している可能性もあり、本人は意外と気づきにくいのではないでしょうか。
試聴体験
お待ちかね、いよいよ試聴体験の始まりです。
耳かけ型
お借り出来たのは耳かけ型です。
フィリップス ヒアリンク 9030ミニRITE T R。
2023年1月コストコ販売価格は左右1ペアで178,000円(非課税)。
「こちらを装着してみてください。赤いしるしが右、青が左です。」とテーブルの上に左右1台ずつ乗せてくれました。初めて間近で補聴器を見ました。しかしながら手で持った感覚があまりにも軽量のため、モックアップ(実物大の模型)なのかしら?と思いつつ左右それぞれの耳に着けると、間違いなく実機でした。疑ってしまい大変申し訳ございません。想像以上に付け心地が良いです。補聴器を手で触って何度も確かめてしまいました。正面から見たらまず気づきません。真横でも目立ちません。
耳掛けタイプの補聴器は極細ストローのような管で耳の穴に超小型のシリコン耳栓を入れているような形状で圧迫感がなく非常に楽です。自分の話し声もマイクを通した音声で聞こえてくるため補聴器がついていると認識できますが、慣れてくれば着けている事さえ忘れそうです。
倉庫店内を歩いてみた
「ちょっと出てみましょう。」と促され、検査室から出て店内の音を感じてみます。
買い物なさる方が少ない時間帯だったようで、落ち着いた雰囲気の中、周囲を歩きました。
気づいたこと
ささいな出来事なのですが、補聴器を装着してわかった気づきがあります。
補聴器センターの向かい側にはオプティカル(メガネ)コーナーがあり、スタッフさんが梱包作業をしてるのが見えました。透明なテープで箱を閉じるときにテープカッターで切る「ザクッ」っという切断音が離れて立ってるわたしにも同時にハッキリと聞こえたのが新鮮な体験でした。
ふだん使用しているワイヤレスイヤホンを動画配信の視聴で使用すると口と音声のわずかな遅延(音ズレ)が気になります。今回お借りした補聴器の音声は目視と同じタイミングで聞こえてきます。超小型でありながら、とっても凄い精密機器である事を実感しました。
カークランドシグネチャーはどこに行ったのか
ところでコストコオリジナルブランドのカークランドシグネチャー補聴器の展示品が見当たらなかったのでスタッフさんにお訊ねしてみましたら、「KS10.0」は生産・販売終了との事でした。
オリジナルブランド補聴器は2モデルごとに製造販売メーカーさんが変わるそうで、直近の「KS10.0」と、その前の「KS9.0」はスイスの補聴器メーカー「PHONAK(フォナック)」さんのOEM製品だったそうです。
1ペア150,000円以下で販売されていたようなので、メーカー通常価格をご存じの方は驚愕されるのではないでしょうか。
今後「KS11.0」が出る可能性もあるようなのですが、2023年1月時点で日本国内の取り扱いは未定だそうです。
まとめ
貴重な体験をさせて頂いた上にマスクまで頂き恐縮です。受付から終了まではおおよそ1時間でした。予約をしてあったのですぐ案内していただけました。
川崎倉庫店の補聴器センターは【今月の優秀従業員】2022年10月にチーム表彰を受けておられるだけのことはあり、膨大な知識がありながらも決しておしつけがましくないフレンドリーな対応で、緊張せず試聴体験ができました。
川崎倉庫店の場合、サプリメント売り場の通路にテーブルを設置してスタッフさんがプロモーション活動されてることがあります。
コストコで補聴器を取り扱ってることをご存じないメンバーさんもいらっしゃるため、時間に余裕があるときに宣伝なさってるようで気軽にスタッフさんに話しかけやすい雰囲気です。
最近はいろいろな種類のワイヤレスイヤホンを電車やバス、街ナカで装着している方を見かけるようになりました。補聴器もカラーバリエーションが増え、年代を問わず装着できます。
聴力の老化現象「加齢性難聴」は高周波から聞こえにくくなるようです。操作音でよくあるピーという音(電子体温計や自動お湯張り機能)が、聞こえているのに聞き取れないなど、少しでも日常で不安感を覚えたら、ためらわず補聴器を検討したい気持ちになりました。
お借りした義理もあるのでフィリップさんが第一候補なのですが、カークランドシグネチャーを選んでしまうかもしれません。いずれにせよ補聴器はコストコで購入するつもりです。
いえ、ぜひとも買わせてください。
(January2023)
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