やりすぎくらいが、ちょうどいい。くせつよイヤホン
AVIOT製品には追求しないと気が済まない、日本メーカーさんならではの信念が詰まってます。
はじめに
音質とか見た目のこだわり、特にありません。
「フツーに聞ければいい。」
「クーポンで安くなってるからコレにしよう。」
軽い気持ちで買った、わたしのやられっぷりをまとめました。
TE-BD11tR-BL
価格
コストコ通常価格13,780円のクーポン値引き(2,800円)、10,980円で購入しました。
定価 16,940円
中国製
2024/08/25まで、さらに1,000円上乗せクーポン値引き(3,800円)、9,800円で販売中のようです。
コストコ専用パッケージ
パレット什器にのせたまま販売するコストコ仕様の台紙つきパッケージです。
サイズ感の目安にA4クリアファイルを並べてます。
軽量ですが、かさばります。
カラー
購入したのはドーンブルー。
充電ケースとイヤホンボディはネイビー、表面のタッチセンサーは「くすんだ紫」です。
ディープブラック(黒)とドーンブルー(紺)はパッケージがソックリですが、裏面バーコードのところで見分けられます。
同梱品
充電ケースとイヤホン
シリコン製イヤーピース S / M / L
USBケーブル(A to C )
ユーザーマニュアル
製品保証登録カード
遣られポイント
ケースから取り出しにくい問題
耳へ装着するまでモタつきます。
ゆび穴が深めなのと、マグネットが強力です。
磁石に負けず、ケースからイヤホンを引っこ抜く感じです。
左右が見分けにくい問題
LとRが印字されてるのですけど、パッと見てわかりにくいです。
手で持ったときの感覚で判るまでの間、ダクトテープ貼っておきます。
世界共通の補聴器ルール「青が左、赤が右」デザインだと認識しやすい気がします。
タッチセンサーの感度が良すぎる問題
いつものクセでイヤホンを耳の奥に押し込みたくなり、指が表面のタッチセンサーに触れて誤作動しやすいです。
初期設定は以下の通りです。
【左耳】
1タップ:再生/停止
2タップ:音量下げる
3タップ:音量上げる
【右耳】
1タップ:再生/停止
2タップ:曲送り
3タップ:曲戻し
専用アプリから無し設定に変更できるようです。
音が小さい問題
いままでのイヤホンより音がちいさい感じがして、音量を上げるようになりました。
困るのが 動画配信や音楽ストリーミングの広告は音が大きくて、耳がびっくりします。
凝った音作り(重低音が響く)の広告が多かったことに、改めて気づかされました。
お気に入りポイント
抜群のフィット感
エルゴノミクスデザインが採用され、耳穴周りに添うように傾斜してます。
イヤホンの傾け方で自分に合った場所が見つかり、支えてる角度とシリコン製イヤーピースのフィット感が素晴らしいです。
重さは気になりません。
バッテリー長持ち
貯めておける容量が多いみたいです。
トイレ休憩などスキマ時間にケースへ戻しておくと、使った分を急いで補充してくれます。
このイヤホンを使って実感する、いちばん嬉しいポイントでした。
中の人、日本語で対応
音声プロンプト(ガイド)が日本語です。
カフェのバイトさんぽいです。
「トールサイズのホットラテ、お待たせしました」
声のトーン、なんとなく伝わりますでしょうか。
「せつぞくしました」
「せつぞく、 かいじょしました」
どっちの案内が聞こえたか?によって、ON/OFFを確認することになります。
電源「入/切」ガイダンスはありません。
ENGLISH
専用アプリから英語に変更できるようでしたので、試してみました。
言語設定というよりソフトウエアを上書きするイメージが近いでしょうか。
バッテリー60%以上でなければ、データの書き込みが更新できなかったり、結構手間がかかります。
「ぱわーおんっ」*
「こねくてぃえっ」
「でぃす こねくてぃえっ」
「ぱわーおっふ」*
アジア系エアラインのキャビンクルー(客室乗務員)さんのような親しみを感じます。
*英語版には「Power on/off」ガイダンスが流れるときもあります。
「Transparency on/off (外音取り込みモード)」
「ANC on/off(ノイズキャンセル)」
この切替モードは声質が違います。
英語版の音声プロンプトは3名の方で構成されてるような気がします。
メーカーさんのおこだわり
TE-BD11t 後継モデル
「TE-BD11t」からのアップグレード版らしいです。
初代モデルは あまり評判がよろしくなかったみたいで、後継モデルはチューニングをイチから見直し、細部までこだわりぬいた音響設計なのだそうです。
初代モデル「TE-BD11t」は2021年12月発売
後継モデル「TE-BD11tR」が2022年12月発売
コンテンツが充実してるこちらで、スペックや他のカラーを確認できます。
(公式サイトさんhttps://aviot.jp/product/te-bd11tr/にリンクしてます。)
DD
ハイブリッド デュアルドライバー搭載。
特性が異なる2基のドライバー構成になってます。
ダイナミック型ドライバーは低音の再生が得意なユニットらしいです。
このイヤホン専用に設計されたφ10mmダイナミック型ドライバーだそうです。
BA
Knowles(ノウルズ社製)のバランスド アーマチュア ドライバーは、先端の細い溝に収納されてる小さいパーツです。
アーティストさん用のイヤモニ、医療用の補聴器に搭載される精密ユニットのようです。
充電ケースの基盤や半導体ICにも、ハイエンドモデルで使うような原価高めパーツを使ってる気がします。
メーカーさんのおこだわりを理解してカタチにできる工場さんを探すのが、最大の難関だったのではないでしょうか。
販売元・サプライヤー
販売元:プレシードジャパン株式会社
東京にあるプレシードジャパンさんは、2018年創業のコンシューマーエレクトロニクス(消費者用電子機器)販売メーカーさんです。
コラボモデルのイヤホン製品が多く、音声ガイダンスをCVさんオリジナルスペシャルボイスに設定できるイヤホンもあるようです。
コストコでは、ワイヤレスイヤホンのほかに骨伝導ヘッドホン(コストコ専売モデル)が販売されてます。
コストコオンラインだと倉庫店に出してないAVIOT製品も取り扱ってるようです。
サプライヤー:Knowles(ノウルズ社)
AVIOT製品のドライバーに採用されてるノウルズ社さんは高性能音響部品や補聴器部品でトップシェアのアメリカイリノイ州にある精密機器サプライヤーさんです。
1969年、月面着陸成功したアポロ宇宙船。キャプテン(アームストロングさん)が地球との交信で使用したマイクはノウルズ製品だったそうです。
アフターサービス
保証期間
一年間の保証付きです。
購入日から1ヶ月以内に登録すれば3ヶ月延長(15ヶ月保証)できるようです。
製品登録
公式サイトさんからオンライン上で製品登録をします。
レシートや購入履歴の画像添付が必要です。
交換保障
有償交換について確認しました。
イヤホン片方の紛失の場合が8,900円、
充電ケースの紛失の場合が10,600円となっているようです。
(保証期間内に1回限り有効)
ごみ識別表示マーク
包装パッケージの処分方法について確認しておきます。
外箱には紙マークとプラマークがありました。
紙ごみ
外箱と付属品が入ってた白い箱は紙です。
台紙には識別マークが見当たりませんけど、ダンボールのようです。
本来、段ボールは容器包装の対象ではないようですが、消費者さんの目に最初に触れることから一括表示されてることが多くなってきてます。
それぞれの資源リサイクルに出せますが、その前にプラスチックを除去します。
外箱の窓にプラスチックが貼ってあるので裏から剥がします。
開封口の什器用フックも取り外しました。
台紙の補強にプラスチックのハトメがついてます。
分解できなかったので台紙を破って取り外しました。
すこし台紙をめくってみました。
段ボールをはさんで頑丈にしてあります。
コートボール(フルカラー印刷用のボール紙)に段ボールを貼り合わせてる場合、紙原料とダンボール原料のどちらの割合が多いかで「ダンボールマーク」か「紙マーク」になるのか、判断がわかれるようです。
プラスティックごみ
台紙のブリスターパックとハトメ、外箱の什器用フックにブリスターパックと窓、付属品の小袋とリボンタイはプラスチックごみです。
本体の処分方法
バッテリーは消耗品ですから、いつか処分する日が来ます。
イヤホンと充電ケースに使われてる「リチウムイオン電池」は、家庭用のゴミで出せません。
誤って捨てられたイヤホンが、パッカー車(ゴミ収集車)の中で押しつぶされて火災になったら大事故につながります。
安全な捨て方をご紹介します。
準備編
電池と電池が接触するとショート(火災)の可能性があるので絶縁します。
端子部分をすべてテープでふさいでおきます。
【送料は自己負担】メーカー回収
宅配の送料は自己負担の上、プレシードジャパンさんに送るとAVIOT製品に限り処分していただけます。
端子部分をテープで絶縁してから送ってください。
イヤホンと一緒に「つかえなくなったイヤホンです。すててください。」とか、かんたんなメモ書きを入れておくとメーカーさんが修理品と間違えず、判りやすい気がします。
送り状の品名に必ず【リチウムイオン電池イヤホン】と記入します。
航空輸送が必要な地域にお住まいの方は、専用ラベルの記入が必要になりますので コンビニさんではなく、窓口対応(郵便局さんや宅配の営業センターさん)から発送してください。
くりかえしになりますが、送料は自己負担です。
回収ボックス対象外の理由
JBCR会員リストにプレシードジャパンさんが見当たりませんから対象外です。
自治体さんによっては、協力店さんの回収ボックスを案内されるケースもありますが、JBRCさんの運営費で設置されてます。
小型充電式電池の無償回収・再資源化のリサイクル活動を行う団体であるJBRCさんの会員としてプレシードジャパンさんが登録済みであることが条件になります。
拡張機能 AVIOT SOUND ME
カスタマイズしたい方向け、専用アプリです。
Google Playから「 AVIOT SOUND ME」をインストールします。
ボタン割り当て機能の変更のほか、独自開発のサウンドエンジンによる10バンドのEQカスタム設定(特定の周波数を調整)、ANC(ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング)、 アンビエントモード、集音モード、風雑音抑制モード、ゲーミング(低遅延)モード、イヤホン探知機能があるようです。
初期設定のまま再生するとボーカル音はこもった感じ聞こえますが、EQ設定からカスタム調整できるようになってます。
調整済みの音楽モードからえらぶことも出来ます。
カスタマイズする場合は2パターン登録可能です。
レビューコメントでは、あまり評判がよろしくないようです。
ひんぱんにアップデートで不具合修正されており、頑張ってる開発者さんには申し訳ないですけど、コラボモデルの新発売が相次ぎ(そのアプリ対応を優先させるために)、旧モデルは後回しにされてるような気がしてなりません。
わたし「フツーに聞ければいい」
メーカーさん「やりすぎくらいが、ちょうどいい」
おあとがよろしいようで。
AVIOT TE-BD11TR 10,980円
ITEM#60529
FEBRUARY2024
【追記】製品不良?イヤホン交換しました
イヤホンとアプリ連携がうまくいかず、たびたびカスタマーセンターさんへ相談してました。
手っ取り早い解決策としてペアリングのリセットやアプリの入れ直しなど、できることは試しましたが、更に悪化(できないことが増えていく)しました。
アプリ設定とは無関係かもしれないけど、ついでに報告したところ「それは本体の不具合かもしれません」という趣旨の回答が届き、交換対応していただけることになりました。
先に保証登録を済ませていたこともあり、とてもスムーズに対応して頂けました。
3ヶ月間の保証延長に釣られて購入後すぐ登録してて良かったです。
あたらしいイヤホンは、すぐ届きました。
こもって聞こえることと音量ちいさい問題は改善されず、正常な初期設定の仕様ということがハッキリしました。
できればクリアなボーカル音で聴きたいのですが、イコライザーでカスタム出来るほど音響知識が無く、自力での調整をあきらめました。
ズボラなわたしにはアプリ設定が毎回プチストレスだったんで削除しました。
フツーに聞きたいだけなんです。
参考にしてください。